Hotel Verde Blog

スタッフブログ

2022/06/16

お皿の持ち方(レストランフォンターナ)

少しずつ雨の日が多くなってきました。

もうすっかり梅雨ですね。

皆様楽しいバイキングライフを送られていますでしょうか?

レストランフォンターナの福山です。

 

本日はお皿の持ち方についてお答えします。

バイキングで困るのがいっぱい色々取りたいのにお皿に載らない、載り切らないという悩みだと思います。

レストランでは色々少しずつ取るというのをオススメしています。あまりいっぺんにとってしまうと冷めてしまったり、途中で思ったよりもお腹いっぱいになってしまってデザートに行けない!となかなか悩ましいことが起こります。

レストランでは小さなお皿で少量ずつ多くの種類を取る方式をオススメししております。

小分けに取っておけば途中で調整することができ、安全安心です。

しかしそれでもなんども行ったり来たり取りにいくのは大変で、それに一緒に来た方との楽しい会話も楽しみたい。

これはバイキングあるあるで大変悩ましいところです。

そこで今回は「頑張っていっぱい持って行く派」の方の為に一回でお皿を一杯持つ方法をお教えします。

 

お皿を持つのはコツをつかむと意外に簡単なのですが、まず一番の危険は回りにあります。お皿を持つことに集中している為お隣に居た方にぶつかったりすることが頻繁に起こります。

これもバイキングあるあるです。

特にお皿を持ったまま体ごと振り返ったりする時は大変危険です。体ごと持ったお皿が全部動くのでお隣の人に持った全てのお皿ごとぶつかる可能性があります。

サービスでは非常に混雑している場合左手で料理を持ち、右手で前の空間を確保しながら動くときもございます。右手でお皿の手前1メートル以内の空間を空けて安全を保持するのですね。

 

さて最初は二枚持ちです。お皿を片手で二枚持つ持ち方は二通りあり、一つが「親指と小指で保持する方法(便宜的に親指・小指保持とします)」ともう一つが「下のお皿で上のお皿を支える方法(便宜的に下皿保持とします)」です。

 

「親指・小指保持」の方がすぐ出来る簡単な方法ですが、安定感は「下皿保持」の方があります。下皿保持はカッチリと力がバランスしているので崩れ辛いです。持つのもこちらの方が楽だと思います。

    

親指・小指保持の下のお皿はこのように「人差し指・中指・薬指」で支えます。この上に出ている「親指・小指」の上に二枚目のお皿を載せます。

親指・小指保持は親指と小指をいっぱい伸ばさないといけないので地味に辛いのですね。ただどうしても下皿保持の方は下のお皿の上に上のお皿が多少被さってしまうので大きな盛り付けや、ソース等周りにまで使われているような料理には向きません。これはどちらが優れているという訳ではなくどちらも使います。サービスも料理によって持ち方を変えています。

さて、では三枚持ちですが、これは「下皿保持」の応用です。二枚持ちの手前の一枚の上に三枚目のお皿を載せます。

 

三枚目のお皿を下皿持ちの下のお皿のふちと親指の根元、そして上腕の手首から肘辺りまでの三点に乗せます。下皿のふちではなくそこは小指を出すのだという説もあるのですが、非常に難易度が高くかつ辛いのであまり見たことがありません。

 

この三枚持ちは下になっているお皿のフチの上に前のお皿と手前のお皿の二枚が載っているのでやはり大きな盛り付けになっていたり、お皿全体を使ったデコレーションをされている料理ですと保持が難しくなります。慣れた人は本当にお皿の端だけを使ってうまくバランスさせています。

サービスでお皿を引く際は、一番先のお皿にシルバー等、二枚目の下のお皿に料理、一番手前の三枚目にお皿を重ねていきます。手前の方のお皿は腕で支えているので一番重量が載るのですね。その際シルバーは落ちないように交差させておくのも大切です。

これらの持ち方ですが、どれが優れているというものではなくケースバイケースで全部使われています。非常に複雑かつ微妙なバランスのお料理などはベテランの方でも両手で持ったりすることもございます。安全が一番です。

練習すると意外なくらい簡単に持てるようになりますよ。

どこかのインドの店員さんは片手にブロックみたいにくみ上げて「中身の入ったお茶の十数枚枚持ち」というのをされていました。でもきっとこれは例外ですね。

レストランフォンターナはみなさんが楽しいバイキングライフを送られるように応援しております。

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