Hotel Verde Blog

スタッフブログ

2023/04/04

四月の星座

ホテルヴェルデスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは!

施設部の祖父江です。

長い間、新型コロナウィルス対策として、マスク着用が求められて来ましたが、先月半ばに

ようやく自己判断による着脱で良いとの政府判断が発表になり、今年の春は数年ぶりに遊園地入園数や

ホテル宿泊数も増えてまいりました。

春の風物詩の筆頭とも言える桜も綺麗に咲きましたね。

皆様は、お花見には行かれましたでしょうか?

さて、話題は変わりまして、今月は星座のお話をご紹介させて頂きます。

今月の星座・おひつじ座(3月21日~4月19日生まれの方)について

おひつじ座は学名ではAries(アリエス)と呼ばれ、星座記号は♈(←「おひつじざ」から変換できます)

おひつじ座の起源をたどって行くと、メソポタミア文明まで遡ります。

最初の星座は、紀元前3000年頃にメソポタミア地方に住んでいたシュメール人やアッカド人が

夜空の星と星とを結んで、その形を神話や伝説上の人や生き物などになぞらえたことから始まりました。

やがてその星座はバビロニア人に受け継がれます。

古代バビロニアでは、おひつじ座にあたる星座は元々農夫を意味していました。「男」と「羊」が

同音異義語(lu)だったために、次第におひつじ座は羊の星座となったようです。

その後、バビロニアの星座はフェニキア人を通じて古代ギリシャに伝わり、それが現代にも語り継がれる

神話とともにギリシャの星座になりました。

ギリシャ神話「黄金の毛の羊」

おひつじ座になぞらえられるギリシャ神話上の羊は、黄金の毛をもつ羊となっています。

アタマスとネペレの息子であるプリクソスとその妹のヘレは、アタマスの嫉妬深き後妻イノから邪魔者として

疎まれます。

ある日、ついにイノの企みによってプリクソスが生贄に捧げられそうになるのですが、すんでのところで

ゼウスから遣わされた黄金の毛の羊に乗って逃げる事に成功します。

しかし、逃げる途中で、ヘレは海に落ちてしまい溺れて死んでしまいました。

ヘレが沈んだ海があまりにも深く、残念ながらプリクソスには救うことが出来なかったのです。

妹を失った失意の中、その後もプリクソスは一人で逃避行の旅を続けました。

彼はやがて、現在のトルコの北に隣接するジョージア辺りに位置するコルキスの地へと辿り着き、この地で

コルキス王アイエテスに客人として迎え入れられました。

そしてその後、プリクソスは、アイエテスの娘であったカルキオペを妻として、この地で幸せに暮らしていけ

る事に。

このことを、ゼウスに深く感謝したプリクソスは、かつて自らの父の手によって供物として捧げられそうに

なった自分の身代わりに、その命を救ってくれた黄金の毛の羊を供物としてゼウスへと捧げることにしました。

こうして、プリクソスの手によって裁断へと捧げられた黄金の羊が、そのまま天空にいるゼウスのもとへと

還っていき、夜空に輝く星座となりました。

おうし座(4月20日~5月20日生まれの方)について

おうし座は、1等星アルデバランとプレヤデス星団(すばる)、それにヒヤデス星団などから形付けられた

美しい星座です。

冬の星座の代表的なひとつで、おうし座は黄道十二星座のひとつにも挙げられています。

大神ゼウスは、様々な動物に姿を変えて、美しい女性たちのもとを訪れることがしばしばあります。

白鳥座は、ゼウスが白鳥の姿になって、スパルタ王の王妃レダの元へ行った物語に基づいていますが、

おうし座にまつわる物語も、ゼウスが牛に姿を変えたと伝えられるギリシャ神話に基づいています。

エウロパは、フェニキア王アゲノールの娘で、その美しさはたぐいまれなもので、天井の神々にまでその噂が

伝わっていました。

ある春の日、エウロパは野原で遊んでいましたが、天井からこれを認めたゼウスは、その美しさに引かれて

一頭の大きな白い牛に姿を変えて、エウロパの元に近づいて行きました。

大きな牛ですが、美しく見事な白い毛並みをしています。

おとなしく野に寝転んでいるので、エウロパはそっと牛の背中に腰を下ろしてみました。その途端、牛は立ち上がり

猛然と走り出しました。野原を駆け、山を越えて、、、エウロパはただ驚くばかりで、懸命につかまっているだけ

です。

いくつかの野と山を越え、やがて牛は海岸に辿り着きました。しかし、ここでも牛は留まることなく、ためらいなく

海の中に入っていきます。

エウロパは、ただ震えるだけでどうすることも出来ませんでした。

やがて、大海を渡って牛は陸地へと辿り着きました。そこではじめてエウロパを背中から降ろし、大神ゼウスの

姿を現しました。

自分の住んでいた国から随分と離れてしまい、悲しんでいるエウロパを慰め、ゼウスはその美しさを称えるとともに

胸のうちを語ったと伝えられています。

このゼウスが姿を変えた牛の姿が、冬の夜空に輝くおうし座としてえがかれていますが、この時に辿り着いた

大陸が、エウロパの名前をして「ヨーロッパ大陸」と呼ばれるようになったとも伝えられています。

しかしまぁ、なんとも身勝手で迷惑な神様もいたものですね((笑)

 

 

それでは、素敵な春の良き日に、皆様の遊園地へのご来園・ホテルへのご宿泊やレストランご利用等をお待ちしております。

 

 

 

 

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